稲の発芽

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ちょっと珍しい写真をお見せします。下は一番初めに出てくる稲の葉っぱです。ヒョロヒョロで、しかももやしのように白いです。(私の携帯カメラではあまりくっきり見えませんが・・・)これはなぜか1日かそこらで消えてしまいます。「これから本物の芽が出るぞー。」とお知らせ役です。そうして、次に出るのが本葉で、上のような姿をしています。
生命の始まりは、稲でも、か弱くて、ひ弱なのです。

畑におたまじゃくし

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野菜の研修会場となる畑は黒い土肌をできるだけ草やわらなどで覆うようにするなど、草地の生き物たちが棲みやすい環境作りに心掛けています。その結果、普通の畑ではまず見られないヒキガエルがたくさん生息していることは以前にご紹介しました。そのヒキガエル君たちが今年は何を勘違いしたか、畑に設置した小さな池で卵を産まないで、プラスチックの箱の中で卵を産んでしまいました。そこで孵ったオタマジャクシがたくさんそれとも知らずのんきに泳ぎ回っています。乾燥が続いたら、水が渇ききってしまう危険があるとも知らずに。しかたないので、行くたびに水を足しています。
それから、その畑ではトカゲの数もおそらく数百匹から千匹ぐらいはいるんじゃないかと思います。それほど当たり前に見かけます。正式名は日本オオトカゲ。

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青いのが雄で、茶色のが雌です。どちらも光沢があってとても美しい色艶をしています。このトカゲ君たちは人を見るとすぐ逃げますが、さっと捕まえて、ひとたび手の中で平安な心で優しく握ってあげると、その後はじっとして、全然逃げようとしなくなります。トカゲは人の心の波動に敏感な生き物です。私が心を切り替えると、はっと我に返って、逃げ出します。無邪気な小さい子なら、ちょっと握ってから胸につけると、そのままブローチになってしまいます。

奇跡の稲

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去年のうちに枯れたはずの稲がほとんどすべて復活して、緑の葉を広げて、成長を始めました。まさに奇跡です!不耕起・冬季湛水(冬場も水を張ること)の田んぼの稲のなせる驚異の技です。普通の稲は稲刈りの後で枯れてしまいます。しかし、ここの稲は冬の間中も死なずに生き続けて、2年目の生活を始めたのです。つまり、多年草化したということです。
寒さの中で鍛えられ、生物多様性のある田んぼで育った、極めて生命力の高い稲ならではの快挙です。
「稲さん、君たちはすごい!本当にすごい!」