苗代作り

 

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苗代作りを始めました。大家族独自の方法で作っています。

昨日は草ぼうぼうの不耕起の田んぼの草をきれいに刈って、草をどけて、溝を切るところまで出来上がりました。掘った溝に、水を入れると、「いよいよだなあ」と体が引き締まるのを感じます。

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これに要した時間は人工(にんく)で25時間。かなりの労力を要する作業です。

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明日は苗代を均平にする大事な仕上げの作業を行う予定です。

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今ではすたれてしまった苗代作り。稲の苗作りは今ではほとんどの場合ビニールハウスで行われます。

今、苗代が大変重要な役割を果たしている可能性が見えてきました。私の田んぼで起きている稲の多年草化に寄与している可能性があるのです。

稲の多年草化に関心がおありの方は、ぜひ今年の自然耕塾にご参加ください。

米作りは今全く未知の新しい次元に上昇し始めているのを実感していただけるだろうと思います。

大家族 小川 誠

 

 

 

レアな不耕起・有機栽培のお米、いかがですか?

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不耕起栽培の有機米はまず市場にはないお米で、探しても滅多に手に入らないお米です。供給量が非常にわずかしかないからです。不耕起栽培の「いのちいきいき米」は文字通り、生命力に満ちたお米です。しかし、そのために、熟成させないと味としてまとまりません。立春をすぎたころから、ようやくその本来のおいしさが味わえるようになります。 今は一番おいしい季節に差し掛かっています。よろしかったら、ぜひお試しください。

玄米 5㎏ 3,700円 白米 4,070円

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関東・甲信越・東海・北陸・南東北  450円

北東北・四国・中国 650円

九州・北海道 700円

注文は、facebookのメッセージで、あるいは以下のメール、あるいはファックスで、

住所、氏名、注文の品、数量、そして配達時間や日にちの指定があればそれも併せて書いて、ご注文ください。

メール:daichitotomoni@gmail.com

ファックス:042-757-7163

受注後、4日以内に発送いたします。

小川

私は2歳の稲です。

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「私は2歳の稲です。名前はまだありません。2年前にこの田んぼで生まれ、寒さの中で鍛えられて、冬を越す能力を身に付けた稲です。今年もまたこれから元気にここで生長していきたいと思います。そして、活発に株分かれをして、秋には噴水のような穂を垂らしたいと思います。」

普通の苗より1か月以上も早く芽を出した2歳の稲を見ていると、そのような抱負を語っているような気がしてきます。

稲を指して1歳とか2歳とか呼ぶことは聞いたことがないでしょうが、大家族の不耕起冬期湛水の田んぼでは今年から稲の年齢に応じてそう呼ぶことにしました。それぞれに名前も付けようかなと考えています。

さて、どうやったら、そのような多年草化稲になるのでしょうか。様々な条件がありますが、強靭な苗を作ることが一つの重要な条件になります。私はそのような苗を殿様苗と呼んでいます。殿様苗は普通の苗とは別格の、驚くべき能力を備えた苗です。下の写真は普通の田んぼに植えた去年の殿様苗の実りの姿です。

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10日の自然耕塾では、多年草化した種籾も使って種まき実習をし、苗作りについて学び合います。

関心おありの方はどうぞ自然耕塾にお越しください。

小川