いのちいきいき米の年間注文   受付開始

いのちいきいき米

長年不登校生を自宅で預かり、農作業を中心にした寄宿生活塾を開いて、青少年の自立支援活動をやっていました。彼らとの共同生活を通して知ったのは、共通して生命力が欠如しているという事実でした。そこで食育の重要性を痛感し、生物多様性のある田んぼ環境を作りたいと思って、農家になりました。こだわっているのは、①“本当に安全”で、②生命力が高くて、かつ③おいしいお米を作ることです。人間はもちろんのこと、他の生き物までも命が生き生きするような米作りを心がけるという想いで、「いのちいきいき米」と名付けました。

今年大家族の不耕起・冬期湛水の田んぼでは、稲が多年草化するという前代未聞の出来事が起こっています。大家族の稲の生命力が如何に強靭であるかを物語っています。「いのちいきいき米」はご家族の健康維持に、また病気で生命力の弱っているご親戚やご友人への心のこもった贈り物としても打ってつけです。

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(風に豪快になびく多年草化した稲。穂を出し始めている。)

今日から、今年のお米の年間注文の受け付けを開始しましたので、ご案内申し上げます。

なお、いのちいきいき米は全て有機栽培で、農薬や化学肥料は苗作りの段階から一切使用していません。また、種籾の消毒も一切行わず、種の段階から自然であることにこだわっています。また、肥料は米ぬか、遺伝子組み換えでない国産大豆のおから、そして天然貝化石粉末を使用していて、畜産堆肥は一切使用していません。ですから、アトピーやアレルギーの方でも安心してお召し上がりいただけます。

年間注文量の総計が玄米で30㎏以上の場合は3%、60㎏以上の場合は5%値引きをさせていただきます。

品種 特徴 玄米価格 白米価格
さとじまん 神奈川県農業技術センターの推奨品香りがよくて美味。天日干し 5㎏ 3,720円 5㎏ 4,090円
ひかり新世紀

 

同上、有機転換一年目

遺伝子は99.9%こしひかり。うっとりするおいしさ。 5㎏ 3,520円

 

5kg 2,950円

5㎏ 3,870円

 

5kg3,245円

喜寿モチ米 神奈川県農業技術センターの推奨品甘みが濃い。ご飯に1,2割混ぜて炊くと、味がぐっとよくなる 1㎏ 730円 1㎏  800円
不耕起・冬期湛水さとじまん 生命力がとても高く、生物多様性の中で育まれる自然な味。その田んぼ地帯では絶滅危惧種IBに属す ホトケドジョウが大繁殖している。 5㎏ 4,150円 5㎏ 4,565円
不耕起・冬期湛水ひかり新世紀 5㎏ 4,150円 5㎏ 4,565円
不耕起・冬期湛水喜寿モチ米 1㎏  850円 1㎏  935円

 

● 申込用紙はこちら ⇒ 27年度 年間購入申込書 (一般)

いのちいきいき米の特徴は以下をご覧ください。

https://nagominou.com/?page_id=105

5㎏と10㎏の場合、送料はそれぞれ以下の通りです。

●関東、信越、東海、宮城、山形、福島  5㎏;450円、10㎏ 650円

●関西、中国  5㎏;650円、10㎏;10㎏ 850円

●四国     5㎏;750円、10㎏;950円

●九州、北海道 5㎏;850円、10㎏;1,050円

年間注文をご希望の方はメッセージで、住所、名前、電話番号、メールアドレスを明記のうえ、ご連絡ください。大家族の上記ホームページからもご連絡いただけます。折り返し、注文書と注文案内書をお送りいたします。

(近近注文書を掲載する予定あり)注文の確定後、請求書をお送りいたします。そして、振り込みを確認後、配達月ごとに商品を発送させていただきます。

ご不明の点は、遠慮なくお問い合わせください。

 

〒252-0232 神奈川県相模原市中央区矢部2-21-17

携帯:090-93418229

合資会社 大家族 小川 誠

 

 

多年草化した稲 7月15日

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(だいぶ穂が出てきたのがわかります。)

最初の穂が出始めてから2週間が経ちました。天候不順だったこともあり、穂の出る速度はゆっくりですが、確実に増えています。

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(この株はもう背丈が1mに達しました。穂も出始めています。茎が太くて、野性的です。)

最大の関心事は、野生化した稲に普通の稲と同じように実が入るかどうかです。それは8月上旬にはわかるでしょう。

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(一株一株が大株なので、風に揺れる姿は豪快です。)

他の田んぼで多年草化した稲は、まだ盛んに株別れをしているところで、違いが鮮明です。

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(竹棒の間の太い株が多年草化した稲です。)

前代未聞の稲の多年草化。その観察会は8月8日(日)午前10時からです。

 

多年草化した稲の観察会

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大家族の不耕起・冬期湛水の田んぼでは、去年植えた稲が冬の間に枯れずに生き延びて、春からまた再生して、非常に威勢よく生長を続けています。一株が50本から60本を超える大株が多く、既に一部で穂が出始めました。 

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品種は晩生ですが、ここでは極早生の様に成長しています。このような現象は前代未聞です。稲は野生化して、多年草化したのです。3年ほど前からそのような現象がポツリポツリと現れてはいましたが、今年は特に1畝弱の田んぼでは9割以上が再生して、そこは田植が不要になってしまいました。

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どうしてこのような稲の多年草化現象が起こったのでしょうか? 岩澤信夫先生が開発された不耕起移植栽培の強くて逞しい苗作り、不耕起・冬期湛水による生物多様性のある田んぼ環境、そして大家族が実践する「和み農」の相乗効果で生じているものと思われます。
今回の観察会では、稲は穂を垂れていると思われるので、そのときの稲株の状況を詳しく観察して、今年田植えした稲とどのように違うのか、また実際の実りはどうなるのか、比較・分析・予測を試みたいと思います。そして、どのようにして野生化・多年草化が起こったのか、不耕起移植栽培の育苗技術と「和み農」の解説をした上で、そのメカニズムの解明を試みたいと思います。さらには、多年草化した稲による全く新しい画期的な不耕起・冬期湛水稲作、すなわち、同一株による二期作(年に2回収獲すること)、そして一度田植えをすれば、何年も田植えが不要となる、夢のような米作りの可能性についても、参加者のみなさんと意見交換をしたいと思います。
関心おありの方はぜひご参加されますよう、ご案内申し上げます。
1.日時   8月8日(土)午前10時~12時
2.場所   神奈川県相模原市田名塩田の不耕起・冬期湛水田
3.定員   40名
4.参加費  一人1,000円(多くの方にお越しいただきたいので、参加費を半額にしました。当日徴収します。資料代を含む)
5.集合場所 カインズホーム田名塩田店前に午前9時半集合
6.道案内  なるべく公共交通機関をご利用ください。
JR相模線原当麻駅下車、駅前のバス停で9時7分発、田名ターミナル行きバスで 約10分、塩田桜橋で下車。そこからバスの進行方向にカインズホームが見えます。そこから、現場まで徒歩約5分。バスは1時間に一本しかないので、乗り遅れないようにご注意ください。車でお越しの方は事前にご連絡ください。(駐車できないこともあります。)
7.申込み: 参加希望者は、住所、名前、電話番号を明記のうえ、facebookかEメールかファクスで事前予約が必要です。当日スポットでの受け付けはしません。
8.その他  雨天でも決行します。あぜ道などがぬかるんでいる場合があります。汚れても良い恰好でお越しください。盛夏ですので、暑さ対策と十分に水分の補給ができるようにご準備ください。
ご不明な点があれば、メールでお問い合わせください。

 

 

ハクビシンとの共生の試み

 

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今年は2カ所でとうもろこしを栽培しています。1か所(A畑)は5年前にハクビシンによって200本ばかり全滅させられたところです。もう1か所(B畑)も去年ハクビシンに荒らされたところです。引っ掻かれたトウモロコシを見たときに感じたのは、〈これは嫌がらせだ。ハクビシンは怒りを顕わにしているのだ。〉ということでした。それで、ハクビシンについて調べてみると、戦前は台湾から軍人の毛皮用などに、戦後は中国などからペット用に輸入されていることがわかりました。しかし、いずれの場合も、用が無くなったら、日本人は無責任に自然の中に放置して、後は知らんぷりをしている実態が見えてきました。今やハクビシンは全国各地に見られ、森や林のある所だけでなく、住宅地でも出没しては、畑や家庭菜園の作物を荒らしています。その実態を知って、私は自分の畑では、トウモロコシを分かち合うようにしたところ、途中からハクビシンの嫌がらせがぐっと少なくなって、去年は全滅コースではなく、6割は無事でした。その経験を踏まえて、今年は敢えて被害に遭った同じ場所でトウモロコシを作りました。収穫が始まる直前から、3週間にわたってトウモロコシの分かち合いの試みの経過をまとめたので、ご紹介します。
第1週目
トウモロコシの様子を見に行ってみると、どちらの畑でもまだ熟していないのに、ハクビシンが“試食”を始めた跡があったので、昨年同様、そこへ行くたびに場所を浄めて、天地創造の神様に真剣に次のような祈りを捧げました。

1.日本人が戦前から今日までハクビシンを勝手に輸入して、不要になったら、野山に放置している身勝手を深くお詫び申し上げます。
2. 自分のとうもろこしをハクビシンと仲よく分かち合うことができますように。
3. 願わくば、売り物になる大きいものは収穫させていただいて、ハクビシンには小さいものを食べてもらえます様に。
毎回、ハクビシンに向けても同じ内容のことを念じて、思いを届けようとしました。
さて、その週の終わりに収獲が始まりました。結果は次のとおりです。
収獲数(大きいもの)             17本
ハクビシンが食べた本数(大きいもの)  18本

たくさん食べられました。しかし、良く聞くのは、明日収獲しようと思っていたら、その晩に全部やられたという話です。私の畑ではそれは起こりませんでした。

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(ハクビシンがかじったトウモロコシは食べやすいように一か所に集めて、皮を剥いて、立てておいた。)

第2週目
毎回、畑に行くたびに、先に上げた祈りを捧げました。ハクビシンにも同じ内容のことを念じて、思いを伝えようとしました。取り組みは劇的な展開を見せました。
まずは結果をご覧ください。
収獲総本数         288本
ハクビシンが食べた総数  23本
ということで、本当に大量の収穫ができました。嫌がらせで引っ掻かれたトウモロコシは一つもありませんでした。そして、皮を剥いて、立てておいたトウモロコシは全部食べてくれました。

ハクビシンさん、ありがとう。神様、ありがとうございます。こんなに良い結果になろうとは、正直言って想像だにしていませんでした。あまりの被害の少なさに興奮を覚えました。正に祈りが天地創造の神様に通じ、なおかつハクビシンにも通じているのを実感しました。
余談ですが、B畑ではカラス対策を全くやっていませんが、カラスにも荒らされていません。こんなことも初めてです。

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(内心ヒヤヒヤしていたが、ありがたいことに最適な時期にたくさん収穫できました。)

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(えりすぐって、お店に並べました。たくさんあったので、残りは次に日に持って行きました。)

第3週目
まずは結果をお伝えします。
販売用に収獲した総本数(大きいもの)              282本
私がもいでハクビシンに分け与えた総本数             37本(中~小さいずのもの)
ハクビシンが自分でもいで食べた総数 (小~大といろいろ)   24本
合計343本
この週も、毎回畑に行くたびに立ち止まって、手を合わせて、真剣に先に紹介した三つの祈りと収穫を許されている感謝の祈りを捧げました。そして、ハクビシンにも同様の念を送りました。

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(その日も大きいトウモロコシがたくさん収獲できました。)
第2週目の経験から、神様の計らいで私の思いがハクビシンに通じていることを確信しました。それで、分かち合いの思いをさらにはっきりと示すために、この週はハクビシンが必要とするトウモロコシの数を推定して、私の方でハクビシン用に小さ目のトウモロコシをもいで、皮を剥いて、地面に立て掛けるようにしました。
ハクビシンは毎回それをとても上手にきれいに食べてくれました。それでお腹がいっぱいにならない分だけ、“自分でもいで”食べました。

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(実にきれいに全部食べてある。以前は、もっとガサツに食べ散らかしてあった。)

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(自分でもいだものも以前よりきれいに食べてある。)
両方合わせると、ハクビシンが食べたのは64本で、全体の18%。本数は多いですが、商品として見た場合、売り物になるのは、2,3割だけでした。ハクビシンが、いわゆる“いやがらせで荒らした”トウモロコシは一本もありませんでした。このような結果からわかるのは、ハクビシンは私の“願い”をちゃんと知っていて、かなりの程度までそれに応えてくれていると言うことです。私とハクビシンとの間には“共生関係”が成り立ったと言っていいように思います。

まとめ
ハクビシンとの共生の試みを3週間分お伝えしてきました。それは私にとって、「和み農」の実践を意味しました。「和み農」は一言で言うと、「循環と共生の21世紀農業を目指す人の心構え」です。それは次のような八つの柱から成りたっています。
1. 全ての生き物と共生し、
2. 環境と調和して、
3. 排出ガスを最小限に抑え、
4. 作物と心を通わせ、
5. 資材を循環させて、
6. 技能を磨き、
7. “本当に安全な作物”を作る。
そして、
8. 神への祈りから始める
(詳しくは、以下のホームページをご覧ください。https://nagominou.com/?page_id=93
今回は、特に、1.全ての生き物との共生 と 8.神への祈りから始まる を実践しました。昨年も同様の実践をしました。その経験から実感としてお伝えできるのは、次のようなことです。
① ハクビシンを憎む気持ちは全くなくなりました。むしろ、まだ見ぬ恋人のように、とてもいとおしく感じるようになりました。

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(私の畑に夜な夜なやってくるハクビシンもこんなかわいい顔をしているのでしょうか。)
② ハクビシンに私のトウモロコシを与えることは当初抵抗がありましたが、今はハクビシンと心が通じ合えることを喜ぶ気持ちが数段勝っているので、分かち合えることが喜びになりました。
③ 神は人の作り上げた観念ではなくて、「神は実在する!」ことを実感しています。農家ないし百姓はかつてそれを自然に実感できていたのだろうと思います。ミレーの有名な絵「晩鐘」は農家が還るべき原点を描いているように思います。農家にとって祈りは単なる形式以上の実質的な意味があったのではないでしょうか。それは先進国の農家が失った”技能”だったのかもしれません。

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(農夫とその妻の祈りは素朴で、真摯で、深く、神に通じていることを感じさせます。)
④ 自然の背後には神の創造された厳粛なる掟があって、人も動物もそれを守らなければいけないようになっていると感じます。それを真っ先に犯した日本人がまずは天地創造の神様に真剣にお詫びをして、同時にハクビシンにもお詫びをしないといけないと言う気づきが、今回の試みの出発点でした。それは間違っていなかったと思います。
⑤ 天地創造の神様にもハクビシンにも感謝の気持ちでいっぱいです。

全国的に年々獣害はひどくなっています。総被害額は500億を超えたと聞いたことがあります。その原因は一体どこにあるのでしょうか。この報告書が今まで光が当たらなかった箇所に少しでも光を当てることができたなら、幸いです。

小川 誠

 

【追記】 第4週 ハクビシンンの道徳心

第4週以降は収獲数が数十本と少なくなって、10日間で3回しか畑へ行きませんでした。ですから、当然ハクビシンはたくさん自分でトウモロコシをもいで食べたはずです。ところが、実際には4,5本しかもいでなくて、いいトウモロコシはほとんど手を付けてありませんでした。ハクビシンは私がもいで皮を剥いて立て掛けたトウモロコシだけを食べるように努めていることがはっきりと見て取ることができました。〈もっとたくさん食べたかっただろうに・・・。〉そのことに気付いて、私は感動で知らず涙が流れてしまいました。ハクビシンは私の思いやりに応えようと、自分で自分の欲望を自制すべく努力していたようなのです。外来の野生動物であるハクビシンはそんな道徳心を持った動物のようです。すなわち、私たちがハクビシンを勝手に輸入して、不要になったら野山に放置していることに対して、日本にいるハクビシンは怒りを持っていて、畑を荒らすことで日本人を困らせてやろう、仕返しをしてやろうと思っています。しかし、ひとたび一人の人間がそのような日本人の身勝手を天地創造神とハクビシンに真剣にお詫びして、自分の作物を仲よく分かち合えますようにと祈り、その想いを行動に移すと、今度は逆にその人間の気持ちを汲んで良心的に振る舞おうとする動物らしいのです。

自然界の奥深くには、人と動物の関係について、(おそらくすべての生きとし生きるもの同士の関係について)、神の定めた厳粛な掟があると感じます。人がその掟を正しく守ると、動物の方もその掟に従って行動するようになるのではないかと感じています。

 

 

 

農業研修生の募集

研修生の募集を始めます。

①半年コース  今月から12月末まで

②1年半ないし2年コース 今月から来年12月まで、ないし2年間

後者は農水省の「農の雇用事業」で採択されることを前提に正規雇用となります。現場作業を中心に、「循環と共生」の21世紀農業について学びます。対象は20歳から35歳までの若者です。詳しくは当ホームページの「研修生の募集」をご覧ください。

代表 小川 誠

多年草化した稲 7月1日

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(去年田植えをした稲が4月に復活して、威勢よく生長を続けている。稲は野生化し、多年草化した。)

今年集団で多年草化した稲の成長は異例なことばかりです。春まだ早い4月上旬に発芽が始まって、驚くべき勢いでどんどん株別れをして、今多くの株は50本以上に増えていています。紅白の棒を立てた写真の株はすでに60本を超えています。それが全部普通に実れば、大豊作を超えて、超豊作となるでしょう。

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そして、今日7月1日になんともう穂を出しはじめました。

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この品種は通常8月中旬に穂を出す晩生の品種ですが、極早生品種のような振る舞いをしています。この分では、8月中旬に稲刈りとなりそうですが、そんな早い時期の稲刈はこの地域では聞いたことも見たこともありません。

多年草化した稲の観察会は8月8日(日)に予定しています。