令和6年度(2024年)やってみ田んぼの参加者募集を開始します。
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「やってみ田んぼ」というのは有機栽培で行う田んぼの体験農園のことです。
農薬や化学肥料を使わないで米作りを体験したい人のために用意しました。
専業農家に田植えなどの田んぼ作業の仕方を教えてもらって、実際に自分でやってみる米作り体験コースのことです。
米作りと聞くと、難しくて市民の私には無理だとお考えの方も多いようですが、昔は田舎では当たり前にどの家庭でもお米を作っていました。
だから、難しいことはありません。
でも、専用の道具が必要だったり、水は地域や地区で共有するためにいろいろな決まりがあったりして、仲間入りするのが難しいという面はあるようです。
なので、畑の市民農園のように簡単に収穫まで一通りの作業を体験できるというわけにはいかないのも事実です。
そこで、合資会社 大家族では、米作りのプロが初心者にもやりやすいように、田んぼでの決まりや農家との接し方から始めて、毎回具体的な作業まで丁寧に指導をします。
また、日々の水の管理など、参加者にはできないところはすべてスタッフが責任を持って行います。
指導は基本的に個別で、日程も個別に調整して、双方が都合の良い日に行います。
そうして、参加者が楽しく気軽に米作り体験ができるように、収穫まで漕ぎ着けられるようにお手伝いするのがやってみ田んぼです。
また、市民の皆さんに「米作りのある生活」を実現していただくのが大家族の願いです。
継続すると参加費は毎年5%ずつ割引されます。
また、最大で5年間継続が可能です。
さあ、田んぼだからと言って尻込みしないで、
やってみ!田んぼ。
各コースについて
3つのコースに分かれています。
- Aコース:全部体験コース
- Bコース:少しかじりコース
- セミプロコース(やってみ田んぼ4年以上の方)
Aコース:全部体験コース
田植え前の種まきから稲刈り、脱穀までに必要な作業を指導を受けながら全てやってみるコースです。
収穫されたお米はすべて自分のものになります。
参加費
- 1家族1畝(100m2)44,000円(税込) 最大5畝まで可能。
※家族とは同居している二親等までの方を指します。
例えば、申込者が父親の場合は妻、両親、そして子供までが含まれます。
家族でない場合、友人最大5名をグループ登録して共同で行うことが可能です。(2畝まで) - 3畝以上5畝までの場合は、家族・友人を問わず、本人を含めて最大12名まで登録可能です。
- 12名以上の参加者がいる場合は、お一人につき年間参加費として2,000円がかかりますが、登録可能です。
体験可能な作業
- 種まき、代かき、田植え、除草、水管理、畔草刈り、追肥、鳥よけの糸張り,稲刈り、はざかけ、脱穀、藁の後片付け
得られるサービス
- 各回の体験指導や助言が得られて、必要な資材が提供される
- 日々の水管理をやってもらえる
- 作業に必要な道具が借りられる。
スコップ、鍬、レーキ、防鳥糸、はざかけ資材、結束ひも、脱穀機、藁裁断器
※肥料代は参加費に含まれています。
※ノコギリ鎌は各自で用意していただきます。
※鳥よけの網を張りたい方は、各自で資材を用意してもらいます。 - 機械によるサポート(田植え・除草・稲刈り・脱穀)本人が病気や事故などの特別な理由で来られなくなったとき。
操作はスタッフが行います。 - 収穫したお米は、籾摺りして、玄米にしてお渡します。
宅急便を希望する場合は、送料を負担していただきます。
精米は各自でやっていただきます。
Bコース:少しかじりコース
少しだけ米作りをかじってみて、お百姓気分を味わい、景色を味わい、それを食べてみたい人のための楽々コースです。
指導者の下で田植えと稲刈りだけやって、あとはすべてお任せ。
そして、収穫されたお米は全部もらえるコースです。
参加費
- 1家族1畝55,000円(税込) 最大3畝まで可能。
※家族、友人グループの定義と稲の多年草化栽培研修会の参加者の割引についてはAコースと同様。
体験可能な作業
- 田植えと稲刈り。
それ以外の作業をやりたいときは事前に連絡すれば可能。
得られるサービス
- Aコースと同様。
- スタッフが草を抑えるために内規に従って標準的な除草作業をします。
それで抑えられなかった草に対しては責任は負いません。
★参加費の割引率について(Aコース/Bコース)
「稲の多年草化栽培」研修会を受講している方は参加費が1割引になります。
また、やってみ田んぼを継続して参加すると、2年目以降、毎年5%ずつ参加費が割引になります。
- 2年目は5%引き
- 3年目は10%引き
- 4年目は15%引き
- 5年目は20%引き(最終年)
セミプロコース(やってみ田んぼで4年以上体験された方のみ)
2015年度よりセミプロコースを始めました。やってみ田んぼで4年以上体験された方が対象です。
このコースでは、5畝百姓、1反百姓を目指します。
そのために必要な技術、例えば、歩行式耕運機ないしトラクターの操作、乗用式4条田植え機による田植え、バインダーによる稲刈りなども指導します。
- 機械操作指導料は初年度88,000円(税込)です。(8時間)
※手作業の場合は不要。
※2年目以降は22,000円(税込)です。(2時間) - 機械使用料は5畝で22,000円(税込)です。
- 参加費は、5畝77,000円(税込)です。
- 収穫高は、5畝で玄米180kg(3俵)を目指します。(日本人の平均的な米消費量は4人家族で年120kg程度です。)
参加申し込み
注意事項
- 農作業には思わぬ危険が伴うことがあるので、事前に障害保険かスポーツ保険に入ることをお勧めします。(必須ではありません)
- 水田地帯は地域で共同して維持管理されていて、地域ごとに決まりやしきたりがあります。それをお教えしますので、必ず守ってください。それが守れない場合は、いかなる理由にかかわらず途中で契約を解除する場合があります。
- 周りの農家には敬意をもって接してください。田んぼで農家に会ったら必ず挨拶し、もし注意されたら、その場ではそれを素直に聞き入れてください。決して反論したり、口喧嘩したりしないでください。そして、スタッフに報告して、どのように対処すればいいか相談してください。
- 周りの農家と仲良くやれない場合は途中で契約を解除することがあります。
- 合資会社 大家族の田んぼは、生き物との共生を目指しているので、農薬や化学肥料は田んぼには一切散布しないでください。
- 車は指定されたところに駐車してください。田んぼの道は農道で、農家の車や機械が優先です。それらの通行の邪魔にならないように気を付けてください。
- ごみは必ず各自で持ち帰ってください。
- 畔の草を伸ばしていると、農家から嫌がられます。畔草はこまめに刈ってください。
なお、ガソリン駆動の草刈り機は危険が大きいので原則として禁止します。使用する場合は、事前に連絡をして、自己責任で使用していただきます。 - 田んぼの周辺で歌ったり飲んだりして騒がないでください。(近くに望地弁天キャンプ場がありますので、そちらをご利用ください。)
- グループ登録されていないご友人や知人の参加はご遠慮ねがいます。(見学するのは自由で、無料です。)
- 合資会社 大家族の道具や備品を使うときは必ず事前にスタッフに連絡をしてから使ってください。そして、使い終わったらきれいに洗って、元に戻しておいてください。
- 収穫されたお米は持ち帰って自家消費したり、贈答したりすることはできますが、販売することは法律で禁止されています。
- 参加の取り消しについて
3月31日までにメールで取り消しの通知がなされた場合は、参加費をお返しいたします。(手数料が1,000円かかります。)4月1日以降の取り消し通知の場合は、参加費はお返ししませんので、予めご了承願います。