第5回稲の多年草化栽培研修会「研修日程表と諸注意」令和6年度(2024年度)

全般的なこと

  • 午前10時開始、午後3時終了となります。
  • 基本的に、午前中に観察と実習をして、午後に講義をしますが、天候によって、順番や内容を変えることがあります。
  • 将来の仲間作りに格好の場となっています。ぜひ積極的に参加者と交流し、多くの仲間を作っていってください。
    

諸注意

  1. お子様連れの参加はお断りします。
  2. 異常気象が激甚化しているため、参加者の安全を優先して、圃場の観察や実習の日程が変更されたり、緊急時には中止されたりすることがあります。予めご了承ください。
  3. 稲の熟し方と天気に合わせるために、稲刈りと脱穀の日程は1週間、前後に変更する場合がありますので、ご了承ください。
  4. 持ち物や服装:作業ができる格好、長袖、長ズボン、帽子、軍手、手ぬぐい、たっぷり飲み物、弁当、田んぼ用専用長靴ないし地下足袋、雨天時は雨具、着替え。
  5. 収穫祭のみ講師の自宅で行います。JR横浜線矢部駅で下車し、歩いて8分ぐらいの住宅地にあります。住所は神奈川県相模原市中央区矢部2-21-17です。
  6. 塩田の田んぼ:JR相模線原当麻駅で下車し、バスで8分。徒歩の場合は同番田駅下車して22分程度。バスは1時間に1本しかないので、要注意です。詳しい行き方は別途お知らせします。
  7. 田んぼ周辺:コンビニは歩いて5分ぐらいのところにあります。その隣にカインズホームがあります。なるべくお弁当をご持参ください。
  8. 仮設トイレがあります。またお昼に車でコンビニやカインズホームにお連れします。
  9. 屋外の活動ですが、基本的に危険な作業はありません。しかし、念のためスポーツ保険などでけがなどをした時に備えるかどうかは各自でご判断ください。
  10. 数台止められる駐車スペースはありますが、遠距離の方を優先します。なるべく電車とバスを利用してお越し下さい。自動車で来るときは必ず事前に連絡してください。
  11. 全10回のうち7回以上参加した方に修了証書を授与します。
  12. コロナがくすぶる間は毎回研修の動画を撮影し、欠席者に後日配信してきました。なるべく動画撮影を続けるつもりですが、撮影者を採用せねばならず、確約はできません。
  13. フェイスブックグループ「稲の多年草化栽培研修会」に参加して、講師の発信の閲覧や、先輩たちと情報交換や交流をすることをお勧めします。
  14. 研修中に動画を撮るのは構いませんが、あくまで個人学習用とし、SNSでの投稿はご遠慮ください。

各日程と研修内容

研修日観察・講義・実習の内容
1回目
3/10(日)
年間のオリエンテーションと観察:田んぼ(稲株、多年草化稲の発芽、水の張り具合、雑草の生育の様子など)と水源までの水路、周辺環境
講義:不耕起・冬期湛水の世界、稲の多年草化現象、採種、塩水選、浸種
実習:塩水選、田んぼと田んぼ環境の整備、多年草化した稲のお米の試食
2回目
4/14(日)
観察:田んぼ環境(多年草化稲の発芽、稲株、藻やミジンコなど)、苗代
講義:催芽、播種、発芽と温度管理、稲の生理①、低温育苗と温度管理
実習:播種作業(手蒔き)、苗箱の苗代設置、(元肥散布)
3回目
5/12(日)
観察:苗の生育,多年草化稲の発芽・生長、藻、ホトケドジョウなど
講義:育苗管理,水管理,稲の生理②
実習:育苗管理、田植え前の草刈り・草取り、多年草化した稲の株分けと移植(=田植え)
4回目
6/16(日)
観察:今年の苗と多年草化稲の苗の生長、藻やイトミミズの様子など
講義:稲の生理③(短日性植物、感光性・感温性、肥料など)
実習:4月種蒔きの苗の移植、多年草化した稲の株分けと移植2回目★懇親会(午後3時半~5時半、任意参加)
5回目
7/14(日)
観察:今年の苗の生長、多年草化稲の出穂、藻やイトミミズなど
講義:元肥,ミネラル,酵素、追肥、多年草化稲による「稲の庭園」
実習:草取り・水管理・(追肥)
6回目
8/4(日)
観察:今年の苗の生長と出穂、多年草化稲の生長と稔りなど
講義:穂肥, 出穂、登熟、稲刈り
実習:草取り、用水路の清掃、防鳥網の設置
7回目
9/1(日)
観察:今年の苗の出穂と登熟、多年草化稲の登熟など
講義:収穫した稲の籾摺り,乾燥,貯蔵
実習:稗取り、多年草化稲の抜穂1回目
8回目
9/22(日)
観察:今年の苗の出穂と登熟、多年草化稲の登熟など
講義:多年草稲の商品化、籾の熟成と円熟米、冬期湛水の田んぼの探し方・作り方
実習:多年草化した稲の抜穂2回目、円熟米(一年前のお米)の試食
9回目
10/20(日)
観察:今年の苗の稔り、多年草化した稲の株の大きさ、再生率など
講義:冬期湛水の田んぼの修復と準備「和み農」の思想的背景の説明
実習:今年植えた稲と多年草化した稲の稲刈り(手刈り)とはざかけ
10回目
11/5(日)
観察:ハザカケした稲の様子、水切り後の圃場の状態
講義:稲の多年草化栽培のまとめ「和み農」の説明
実習:脱穀と藁の後始末、畔の修復、多年草化した円熟米と有機栽培の新米の比較試食
収穫祭11/26(日)会場は講師の自宅で餅つき、修了証書授与参加費:一人1000円、一品持ち寄り歓迎