(苗にローラー掛け) (これも2年目の稲です。)
昨日は自然耕塾の第3回目の研修日でした。5月のすがすがしい陽気の中で、先月塾生が播いた種がよく発芽して、順調に育っています。それを見て、皆さんとても喜んでいました。しかし、その苗を写真のようローラーで押さえつけて、少しいじめました。”奇跡の稲”にやったのと同じ仕打ちです。
そう、今年の自然耕塾では、とんでもない目標が一つ増えてしまいました。”奇跡の苗”に刺激されて出てきた目標です。その中身はまだ内緒です。まずは、目の前にある田植えを済ませ、しっかり育てて、ちゃんと稲刈りと脱穀ができるようにしないといけません。例年なら、自然耕塾はそれでめでたしめでたしとなるのですが、今年のもう一つの目標はそれから始まります。というのが、ヒントです。
さて、目の前の現実に戻ると、実習では、泥で陸地化してしまった田んぼを元の状態に戻す作業をやりました。
不耕起の田んぼではこういうことがまま起こります。
また、冬季湛水の田んぼは草が生えにくいのは事実ですが、ゼロということではありません。そういう環境にはそれにふさわしい、強者の雑草が侵入してきます。その草取りもやりました。そうして、田植えの準備が整いました。
講義では、稲がネズミ算式に分けつする仕組みについて説明しました。農家でも意外とその仕組みは知りません。みなさん、目から鱗だったようです。