「農」のある暮らしと、農業療法の提案

野菜の手入れ

田畑の持つ癒しの効果は、だいぶ広く知られるようになってきました。ストレス社会で畑を持ちたいと思う人も都市部ではずいぶん増えているようです。田畑を活用して精神疾患の治療を進める農業療法という言葉もあります。しかし、まだまだそれを活かしている組織や団体は少ないように思います。

大家族では、『「農」のある生活』を後押ししたいと思って、
和み農園 (相模原市中央区にある有機栽培貸農園)
やってみ田んぼ (有機米作りの体験農園)
いのちいきいき栽培研修会 (野菜の栽培方法を学ぶ)
自然耕塾(不耕起・冬季湛水・有機栽培の米作りを学ぶ)
の4つを開設しています。
そして、障害者の受け入れも始めました。

今後は、農業療法を実施したい団体と組んでいきたいと考えています。

芋掘り                私が前から気になっていることで、個人的に一番畑や田んぼに呼びたいのは、鬱で苦しんでいる学校に先生方です。以前は不登校の子供達の自立支援をしていたわけですが、今助けが必要なのは、むしろ学校の先生方ではないかと思います。神奈川県内の公立小、中、高等学校だけでも鬱で長期休職中の先生方は相当数に上るのではないかと思います。そういう先生方に限らずですが、精神疾患で悩んでいる方々に大地の確かさ、頼もしさ、作物の命の持つ逞しさ、健気さ、必死さ、全てを活かす自然の素晴らしさ等々、大地の上で、草の香りをかぎながら、お伝えしたいことは山ほどありますね。そして、黙々と草を取る、太陽の下で思い切り汗を流す、愛情込めて作物の手入れをする。田んぼの中のたくさんの生き物と出会う、などなど。そういうことをやっていたら、大地のエネルギーを足の裏から吸い取って、頭の中に渦巻く想念毒がすっと大地に吸収されて、体の中を宇宙の気と自然の気が駆け巡って、自分の優しさに気がついて、きっと萎えていた生命力が力強くまた脈を打ち出すのではないかと思いますね。作物に施した愛情に作物が素直に応えてくれるのもよい癒し効果を生むでしょう。

大都市の一角にある大家族では、田畑をそのように活用してほしいと願っています。

これを読んで何か心当たりのある方は、どうぞお気軽にご相談くだ さい。

小川

 

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