9月のきゅうりは不耕起に限る

第5回いのちいきいき栽培研修会の報告を再開します。

9月の研修会は14日にありました。

9月は秋冬野菜と、さらには来年春取りのキャベツやたまねぎ、それからもっと先に行って、一年後の秋収穫のねぎの種まきなど、まさに種まきのオンパレードです。

その話もしたいのですが、今回もっと盛り上がったのは、不耕起栽培のきゅうりの観察をした時でした。

不耕起の畑では今きゅうりが元気に地を這って成長中で、次から次へと花を咲かせては実を成らすという営みをやっています。

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ここ相模原ではきゅうりはたいてい9月20日を過ぎると涼しすぎて、ほとんど実をつけなくなります。しかし、不耕起栽培のきゅうりは大地がまだ熱を保っているので、そのあとでも実をつけてくれます。去年は10月15日ぐらいまでなり続けてくれました。これはありがたいことです。

また、不耕起のきゅうりはゆっくりと大きくなりますが、その分中身が締まっていて、噛みごたえはまるで新鮮なリンゴをかじった時のように、ぱきっと割れる感じで、爽快です。さらには、味も甘みが濃いのです。研修生のみなさんにも味見をしてもらったところ、納得してくださったようでした。

「このきゅうりは一本100円で売れるんですよ。」と研修生に説明すると、にわかに色めき立ちました。

「もっとも今年は8月の天候不順で普通のきゅうりでも90円もするので、全然高級感が出せなくなってしまいましたが。」というと、どどっと笑いが起こりました。

このように、9月のきゅうりは不耕起で育てるに限ります。一石四鳥ぐらいになりそうです。

小川

 

 

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