いのちいきいき栽培研修会 第2回

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すっかり春らしくなって、風光る日曜日は絶好の畑日和でもあります。畑の研修会2回目のテーマは、夏野菜の畝立てと種まき・定植の第1回目。鍬とレーキの使い方を学び、今回はきゅうりの定植とインゲン、枝豆、サトイモ、そして不耕起の畑でトウモロコシの種まきをしました。
「夏野菜の中で日本に連れてこられて一番迷惑している野菜は何だと思いますか?」と変な質問をして、答えられる人はあまりいません。
「トマトです。」と言うと、
「へーえ!?」
意外!でも、あまり信じてない表情。その理由は梅雨がとにかく大嫌いだからなんですが、詳しく説明すると、みなさん納得。そうして作ったのがかまぼこ型の超高畝で、こんなに大きいのは初めて。

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ちょっとオーバーに言い過ぎたかな?でも、トマトは足元が乾燥しやすくて、快適に感じることでしょう。
いのちいきいき栽培では、種をまいた後は、草で覆うなどして、できるだけ黒い土を見せないようにします。虫たちにとって、そこは砂漠。草をかけたら、オアシス。そういう生き物の視線で栽培するのが特徴です。

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大地を覆うのに抜群の働きをするのが、稲藁です。藁の上も下も間も、虫たちは自由に行き来できます。藁には発芽抑制物質が入っていて、草も抑えてくれます。程よい湿度、程よい温度の緩衝効果もある優れもの。だから、お米と野菜と両方作るのは理にかなっています。藁で黒土を覆ってやると、なぜか植えられたきゅうりの赤ちゃんもほっとしているように見えます。きっとおくるみに包まれた赤ちゃんと同じじゃないかと思います。

 

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