自然耕塾の稲刈

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春まだ浅い3月上旬に始まった不耕起・冬期湛水(一年中田んぼに水を張ること)の米作りを学ぶ第5回自然耕塾は回を重ねて9回目。理論と実習を組み合わせた7か月の学びと苦労の結晶が稔り、ようやく稲刈り・はざかけ作業に漕ぎ付きました。

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生憎小雨が降ったりやんだりする、どんより、ひんやりした稲刈りスタートでしたが、昼には雨も上がり、はざかけが終わるころには日も差して、気温も上がり、風もすがすがしく、何とも達成感と心地よさの実感溢れるフィニッシュでした。

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8月下旬からの日照不足が懸念されましたが、強い生命力を有する冬期湛水田の稲は、日照が回復した最後の3週間で後れを取り戻し、最終的にはかなり良い稔りとなりました。
例年学びのために様々な実験を行っていますが、今年は肥料の工夫で今までで一番収量が多いのではないかというのが、はざかけされた稲の様子から伺えます。

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しっかり天日干しをして、脱穀は2週間後を予定しています。
なお、ここの田んぼのお米は大家族の最高級米(玄米10㎏8300円、白米9,130円)なのですが、毎年真っ先に予約が完売してしまいます。生物多様性水田ならではの
自然豊かな味わいと高い生命力が調和して、格別な味になっているためだと思います。

小川

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