畑では心を全開にして

 

畑に入るときは、どのような心構えで入ったら一番いいのでしょうか。私は心を全開にして入るのが一番いいと思っています。すると、畑の生き物たちのその場の雰囲気がすっと心の中に入ってきます。そして、その時の第一印象と言うのは、かなり確かなものです。
例えば、下のキャベツの写真を見てください。みなさんが見ても、ただのキャベツの写真にしか写らないでしょうが、その光景を見たときに私の心に瞬時に入ってきたものは、キャベツ君たちの気分でした。〈ぬくい、ぬくい。〉キャベツ君たちがそう思っていることがはっきりと感じられました。

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〈あ、スタッフが藁を敷いてやったから、喜んでるんだな。それはよかった〉。後から、そのような私の判断が生じます。そうなんです。最初に心で感じて、その後から頭で言葉を使って判断が生じる。
こういう順番だと、判断に間違いがありません。命と命の触れ合いと言うものは、人と人とであれ、人と作物とであれ、心で感じることを優先できるようになれば、正しい判断ができるようになりますね。
ただ、そのためには、心を愛情で温めておいたほうがいいですね。
私はなぜか作物にはそうすることが簡単にできるのです。でも、人間相手ではなかなか難しいことが多いですね。

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