ここは縦に長い長方形の5畝(500㎡)の田んぼです。稲刈り前は稲穂が一面を覆っていました。そこをバインダーで刈り取っていくと、バインダーが刈って束ねた稲わらを放り投げていくのですが、その進行にあわせて、独特の幾何学的な模様が大地に描かれていきます。
右側の写真は、もう9割がた刈り取った時に現れた模様です。ここまでくると、なんだかスキンヘッドの髪形を仕上げた床屋さんのような気分になります。そして、左側は、その最後の”髪”を全部刈り取って束ねてしまったときの光景です。わずか数分で様子はずいぶん変わりますね。
このように、バインダーで稲を刈るときにはバインダーが大地に美しい幾何学模様を描き出します。私はこれを見るのが毎年の楽しみです。できれば、数日間はそのままにしておきたいのですが、それでは仕事になりません。早々に干し場を作って、どんどん干していきます.それをはざかけと言います。
すると、そこに今度は全く別の新しいオブジェが誕生します。
そのような模様の変化を見るのが稲刈り作業の楽しみの一つです。
いよいよ来週から稲刈りが始まります。稲刈り模様やオブジェが見たい方はご連絡ください。日時と場所をお知らせしますので。
小川