畑の研修会 始まる!

今日から今年で第6回目になるいのちいきいき栽培研修会(「和み農」研修会)が始まりました。

この研修会では終日の場合、毎回2時間程度の講義をしてから耕さない畑と普通に耕す畑と両方で野菜の栽培方法を学びます。両者は栽培方法がかなり違います。だから、最初は頭が混乱します。でも、それを乗り越えると、両者に共通するものが見えてきます。すなわち、土地とは何か、水とは何か、この作物の本性は何か、栽培するとはどういうことかとなどなど、普通より一歩深い世界、一歩踏み込んだ世界が見えてきます。

初回の実習では、農業の基本中の基本、すなわち、鍬で耕すことを体得してもらいます。みなさん、初体験でしたが、3~40分やると、けっこうさまになっていました。耕すことは毎年やりますが、不耕起栽培を希望している人でも、耕した後で聞くと、決まって耕すことは楽しいと言うので、面白いです。

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そのあと、じゃがいもの植え付け作業をやりました。最初に耕す畑でやって、それから、耕さない畑でもやりました。その作業のやり方があまりに違うので、みなさん、驚いていました。後者は耕さないので、あっという間に終わってしまいます。

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(左は耕した畑で種に土をかぶせているところ。右は耕さない畑で種を植えているところ)

そして、これからどんどん種まきや定植をしていく不耕起の畑で畝を立てました。

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普通の畑では左の状態で終わりです。しかし、不耕起栽培ではその上に枯草をしいて、自然な草地に近づけます。

講義では、なぜ耕すのか、またなぜ耕さないのか、農耕文明史の中で考えました。また、なぜ農薬は使わないのか、化学農法と有機栽培の違いは何かなどについて考察を加えました。

研修はまだ始まったばかりです。興味のあるかたはどうぞ次回からご参加ください。

小川

 

 

 

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