多年草化した稲の観察会

P1070545

(多年草化した稲の生育は非常に早く、姿も逞しい。)

大家族の不耕起・冬期湛水の田んぼでは、去年植えた稲が冬の間に枯れずに生き延びて、春からまた再生して、今威勢よく生長をしています。既に大株になっているところも多く見受けられます。このような現象は前代未聞です。イネは野生化して、多年草化したように思われます。3年ほど前からそのような現象がポツリポツリと現れてはいましたが、今年は特に1畝弱の田んぼでは9割以上が再生して、そこは田植が不要になってしまいました。

P1070552 P1070543

(すでにかなり株分かれが進んでいて、茎も太い。)

どうしてこのような稲の多年草化現象が起こったのでしょうか? 不耕起移植栽培の強くて逞しい苗作り、不耕起・冬期湛水による生物多様性のある田んぼ環境、そして大家族が実践する「和み農」の相乗効果で生じているものと思われます。

今回の観察会では、おそらく稲は出穂しているので、そのときの稲株の状況を詳しく観察して、今年田植えした稲とどのように違うのか、また実際の実りはどうなるのか、比較・分析・予測を試みたいと思います。そして、どのようにして野生化・多年草化が起こったのか、不耕起移植栽培の育苗技術と「和み農」の解説をした上で、そのメカニズムの解明を試みたいと思います。さらには、多年草化した稲による全く新しい画期的な不耕起・冬期湛水稲作、すなわち、一度田植えをすれば、何年も田植えが不要となる、夢のような米作りの可能性についても、大胆な予測を試みたいと思います。

関心おありの方はぜひご参加されますよう、ご案内申し上げます。

1.日時   8月8日(土)午前10時~12時

2.場所   神奈川県相模原市田名塩田の不耕起・冬期湛水田

3.定員   40名

4.参加費  一人2,000円(当日徴収します。資料代を含む)

5.集合場所 カインズホーム田名塩田店前に午前9時半集合

6.道案内  なるべく公共交通機関をご利用ください。 JR相模線原当麻駅下車、駅前のバス停で9時7分発、田名ターミナル行きバスで 約10分、塩田桜橋で下車。そこからバスの進行方向にカインズホームが見えます。そこから、現場まで徒歩約5分  バスは1時間に一本しかないので、乗り遅れないようにご注意ください。車でお越しの方は事前にご連絡ください。(駐車できないこともあります。)

7.申込み: 参加希望者は、住所、名前、電話番号を明記のうえ、Eメールかファクスで事前予約が必要です。当日スポットでの受け付けはしません。

8.その他  雨天でも決行します。あぜ道などがぬかるんでいる場合   があります。汚れても良い恰好でお越しください。盛夏ですので、暑さ対策と十分に水分の補給ができるようにご準備ください。

ご不明な点があれば、以下にメールでお問い合わせください。

主催;合資会社 大家族  代表 小川 誠

〒252-0232 神奈川県相模原市中央区矢部2-21-17

電話番号:090-93418229(小川の携帯)

ファックス:042-757-7163

メール:daichitotomoni@gmail.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です