異常気象に野菜はどこまで持ち堪えられるか

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(オクラは低温と日照不足で蕾が花を咲かせられずに腐ってしまう)

お盆過ぎから関東を襲った長雨、異常低温と日照不足がとりわけ夏野菜に深刻な影響を与えています。オクラは寒くて花を咲かせることができません。ピーマンは体をすくめて実を付けるのを中止したかのよう。いんげんも花は咲いても、実がなかなか大きくなりません。にがうりは大きくなる前に腐ってしまいます。トマトは,茎は伸ばして葉は広げても全く実が付きません。きゅうりは羽虫がたかって、はっぱがぼろぼろ。これでは、実がまともになりません。20年野菜を育ててきて、こんな経験は初めてです。少なからず、ショックを受けています。

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(にがうりは大きくなる前に腐ってしまう)

有機栽培だから、自然農法だから、一寸やそっとの異常気象なら、うちの野菜は大丈夫だろうと思っていましたが、野菜は予想以上に敏感で、繊細で、か弱いことがわかりました。私の栽培方法もまだまだ改善の余地がありそうです。

何が致命的な問題かというと、極端な温度差です。それで、夏野菜はショック状態に陥ってしまいました。その後の悪天候で立ち直りのきっかけがつかめないでいます。

これから異常気象が激化し、極端な温度変化もさらに極端になって行くでしょう。そうなっていったら、野菜の栽培はますます難しくなっていくでしょう。

だったら、ハウスで作ったら?いえ、ハウスはハウスでもういろいろな問題が出ています。ここ数年自然災害で潰されるハウスも増える一方です。野菜工場があるさ!いや、それはままごとに近いでしょうね。オランダで最先端のスマートアグリは?いや、巨大台風で巨大温室がめちゃめちゃになるのが関の山でしょう。
私もショックから立ち直るのに時間がかかりそうです。

小川

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