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円熟米

円熟米

「いのちいきいき米」は生命力が高く、籾で保存しています。一年間寝かせると、ワインと同じようによく熟成して、円熟したお米になります。そのまろやかな味わいをお楽しみください。戦前まではお米は「いのちいちいき米」のようにみな有機栽培だったので、普通は一年間倉で備蓄して、円熟米をおいしく食べていました。

発芽玄米には新米よりも円熟米の方が甘みが あっておいしいです。市販のお米はほとんどが農薬・化学肥料栽培で、しかも籾ではなく玄米で貯蔵されているため、ほとんど熟成しません。

かぼちゃはごみ場で作ろう!

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畑の片隅に生ごみや雑草を山積みにしています。毎年そこから決まってかぼちゃが芽を出して、あたり一面に広がります。私が真面目に栽培したかぼちゃよりも決まってそこのかぼちゃの方が元気で、決まって実もたくさんつけます。写真は昨日収穫した、身勝手かぼちゃです、なんて言ってはいけませんね。私の技術力不足を補ってくれる、大変貴重な”お助けマンかぼちゃ”だと、感謝して言いましょう。

もう来年のために、今から生ごみを畑のど真ん中にどんどん捨てておきます。そしたら後は何もしなくても、かぼちゃは最高の収穫ができるに決まってます。こんないい決まりは他にはありません。(大笑い!!)

ただ、写真のかぼちゃ、去年は全然別の姿でした。そう、メンデルの法則で、F1かぼちゃが先祖返りしてしまったのです!明らかに、全然種類の違う2種ですね。だから、品種名がさっぱりわかりません。さらに言うなら、私と親しい店の人は、「かぼちゃの種を取って、次の年に撒いても芽が出ないそうですよ。」と親切に教えてくれたものです。生き物のことは、「案ずるより産むが易し」ですね。

多年草化稲の豪快な株と根っこ

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指標としてきた多年草化稲を、ちょっとかわいそうでしたが、今後の研究のために引き抜いてきました。不耕起栽培の平均的な株と比べると、その違いがはっきりわかります。不耕起の稲の根は世間一般の化学農法の稲より発達しています。多年草稲はそれを遥かに凌ぎ、豪傑のひげを思わせるような根になっています。

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そして太い株は73本の茎からなり、不耕起イネの20本の3.5倍です。このような豪快な稲の姿は滅多に見られないと思います。

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小川

 

 

多年草化した稲 8月31日

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いつもご紹介している稲は喜寿モチというもち米の田んぼの稲です。そこの続きの田んぼ3枚にもおよそ50株の多年草化した稲が生育しています。それらもしっかり実を結んで、稲穂が垂れています。品種はさとじまん。香りがとてもよくて、神奈川の大地にはあっている、おいしいお米です。幸い、今年植えた稲に混ざっているためにすずめの集中攻撃に遭わずにすんでいます。これなら収穫に漕ぎ着けることができそうだと、期待が膨らんでいます。

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田んぼからトンボが消えてしまう前に

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(羽化したばかりのアキアカネ(通称 あかとんぼ)

トンボはどこで生まれるのか?実は田んぼが圧倒的に多いのです。だから、田んぼにニプロフィルやネオニコチノイドなどの農薬が撒かれると、ヤゴはすぐ死んでしまいます。そして、田んぼや畑に農薬が撒かれると、トンボの餌となる虫も死んでしまいます。トンボの個体数は過去20年間で1000分の1にまで激減してしまっているそうです。このままいけば、私たちになじみの深い「あかとんぼ」の歌に描かれる光景も遠くない未来に過去の出来事となり、歴史文化遺産となってしまうでしょう。
夕焼け小焼けの  赤とんぼ
追われてみたのは いつの日か
(2番、3番省略)
夕焼け小焼けの 赤とんぼ
止っているよ 竿の先

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(とにかく、なにかの先に止まるのが大好きなあかとんぼ。指先や頭の先(てっぺん)にも止まったりして、愛着を覚えます。)

私が小学校で習った「めだかの学校」は私の住む相模原市の自然界にはもうどこにもないと思います。その光景はもはや私たちの身の回りの日常ではなく、懐かしい過去の出来事、博物館の中にしかない歴史文化遺産でしかありません。かりに全国的な保護活動でメダカという種の絶滅は辛うじて免れているとは言ってもです。
めだかの学校は 川の中
そっとのぞいて みてごらん
そっとのぞいて みてごらん
みんなでおゆうぎ しているよ

日本各地で日常に当たり前にあった光景、生きものと共にあった生活が失われていくとき、私たちは同時にこの美しい日本の風土が育んだ日本人の感性や文化を同時に喪失していくことに気が付かねばなりません。その分だけ、子供たちの豊かな心の世界が一つまた一つと貧しくなっていることを認識しなければなりません。もちろん、その前にメダカやトンボが棲めない田んぼで育った、生命力の少ないお米が子供たちの体をじわりじわりと弱らせていくことにも気が付いてほしいと思います。

トンボ

(かっこういいですね。とんぼの飛翔能力は航空力学の研究対象だそうです。)

しかし、今ならまだぎりぎりで間に合います。
例えば、私は去年まで農薬と化学肥料で何十年も米を栽培していた田んぼを今年になってから借りて、そこでお米を作り始めました。昨日、その田んぼに行くと、夥しい数の羽化したばかりのアキアカネや糸トンボを発見しました。救いは、トンボが羽を持っていて、飛べることにあります。彼らは農薬と化学肥料の撒かれていない田んぼがあると知ると、たちまち飛んでいって、そこに卵を産みつけるのです。たぶん本能的にそういう安全な環境のありかを察知することができるのです。すると、卵は2,3か月で羽化してトンボになります。田んぼの土にはまだ農薬が残っています。だから、そこにはまだあまり草が生えません。それでも、ヤゴは死にません。水がきれいなら大丈夫なのです。だから、無農薬の田んぼに切り換える農家が増えれば、あるいは有機米農家が栽培面積を広げることができれば、トンボはまだ復活できます。だから、トンボを守るために、トンボを復活させるために、ぜひともみなさんには有機栽培のお米を食べていただきたいのです。
私は「自然の側に立つ」と決意して農業に参入した人間です。仕事の半分は環境再生と環境保護の仕事をやっているつもりです。その現場から訴えます。ぜひとも、現場の訴えに耳を傾けていただきたいと思います。
小川 誠

命を相手にするときは臨機応変に

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写真は不耕起栽培のオクラです。とても元気に生育中で、もう収穫も始まっています。

不耕起

= 耕さない

= 無農薬とは限らず、農薬を使う人もいるでしょう。

都会の人たちが憧れるのは、例えば畑なら

不耕起+無農薬+無肥料

= 自然農法(福岡正信氏が元祖)

= 草地の自然の中での栽培

= 黒い土が見えない

= 生物多様性のある畑環境

= 自然力だけで作物を育てる

= 生命力のある作物の栽培

となります。

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しかし、

自然農法 = 持続可能な農法??

と少し疑問が残ります。

自然は常に変化し続けるので、必ずしも人間の都合の良いように変化してくれるとは限らないからです。

例えば、写真のオクラ。もうその畑ではもう10年も不耕起+無農薬で栽培していますが、この在来種のオクラは、果肉がすぐ固くなってしまって、食べられませんでした。しかし、有機肥料を与えたら、柔らかくなって食べられるようになりました。

私は

農業、あるいは栽培 = 命を繋ぐ行為

と考えているので、自然農法にこだわるよりも臨機応変であることを大切にしています。普通は有機肥料を与えますし、不要と思われれば、肥料を与えません。

命を守り、命を繋ぎ、命とかかわる仕事に就く人は、医学であれ、福祉であれ、教育であれ、農業であれ、林業であれ、知識と経験はもちろん大切ですが、同じように大切なのは、相手に応じて、対象に合わせて、臨機応変であることではないでしょうか。

それは時に理論や知識や常識や規則や決まりに反する行動となることもあると思います。また、臨機応変に行動が取れるようにするためには、常に頭を柔軟に、生命感覚を全開にしておくことが大切ですね。

小川

終戦70周年 平和の誓い

2015年8月15日

今からちょうど70年前の8月6日に広島で、そして8月9日に長崎で、アメリカ軍によって原子爆弾が落とされました。わずか3日の内に私たち日本人は世界の歴史の中で前代未聞の大量殺戮と想像を絶する都市の壊滅的破壊を2度も経験したのです。それによって日本は選択の余地もないまま無条件降伏を受け入れて、第2次世界大戦に敗戦して終戦となったのでした。その日は、年に一度国民がこぞって先祖のみ霊を自宅に迎え入れる旧盆の最中でした。この一連の魂に響く重い日々は、私たち日本人が目の前に未だに生々しい「生と死」を見つめて、自らと日本民族の魂の来し方行く末に思いを馳せる日々になっています。戦争に負けたとき、私たち日本国民一人一人が、身内を失った深い悲しみの中で、人の愚かさ、戦争の残虐さと理不尽さ、原爆の言語を絶する残酷さと非人道性を見つめて、「二度とこのようなことを繰り返してはならない」と深く深く魂に刻み、真摯に痛烈に反省しました。その時に、歴史の偶然とは思えない、いわゆる平和憲法を天から与えられました。その第9条にはこうあります。

1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、   国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。           2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。 今になってわかるのですが、これは第2次世界大戦で犠牲となった世界中の数千万人のみ魂の祈りが結晶したものです。神様はその祈りを受け止めて、日本国民に与えてくださったのです。

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私たち日本国民は、憲法9条を世界に向けた私たちの平和の誓いの証となし、以来幾多の試練や風雪に晒されつつも心を一つにして憲法9条を守ってきました。そして、私たちは本気で平和国家の平和を愛する民にすっかり生まれ変わろうと、愚直に、謙虚に、健気に平和への道を歩んできました。そうして、諸国民の信頼を勝ち取ろうと地道に努力を積み重ねてきました。今では確かに軍隊も持っていて、憲法9条の順守は決して完全ではありません。しかしながら、それを守り抜く不断の努力がある程度は結実して、幸いなことに、日本は第2次世界大戦後どこの国とも戦火を交えることなく、70年に渡る平和を維持してきました。先ほど少し触れたように、私たちの昔からの風習で、毎年8月13日にはお墓参りをして先祖の魂を自宅に迎え入れ、御馳走を振る舞って、3日間先祖の魂と共に過ごします。そのとき、戦争の犠牲となった親兄弟のいる家庭では、仏壇の前に座り、その魂に手を合わせて、妻や子や孫が「お父さん、お兄さん、お二人の平和の祈りを私たちは現実としましたよ。お二人の死は決して無駄にはなりませんでしたよ。」と語りかけることができます。その時にその遺族はしみじみと平和な国になってよかったと思うのです。その思いを私たち日本人は全員が共有しています。日本の遺族がそのように仏前で平和を達成したことを報告をするとき、きっとその波動は、日本軍の犠牲となった数百万のアジアやアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパのみ霊にも届いていることでしょう。そして、その方々も天国でさぞかし安堵していらっしゃることでしょう。 150323_1512~01

しかし、愚かにも、今まさに世界中が最も必要としている、日本国憲法のような平和憲法を、こともあろうに、一国の首相が率先して葬ろうとしています。憲法を犯して、日本を「戦争のできる国」にする法律を制定しようとしています。それを政権与党が全面的に支持しています。しかしながら、私たち日本人の大半は首相と政権与党の行為に反対しています。これほどの愚行は戦後の日本の平和史に例を見ません。これほどの先見性の欠如、歴史の流れに逆行する、時代錯誤の行為は世界中の良識ある人々から非難と軽蔑の眼差しを向けられて当然であると思っています。残念ながら、世界から冷たい疑いの眼差しが私たち日本国民にも向けられていることも感じています。 終戦70周年のこの時に至り、私たち日本国民は改めて世界中の平和を愛する方々に次のことをお伝えしたいと思います。

1. 私たち日本人は先の日本の侵略戦争で犠牲となって尊い命を落  とされたアジア、アメリカ、オーストラリア、そしてヨーロッパの何百万人ものみ霊一人一人に思いを馳せて、改めて深く痛切なるお詫びと心の底からの反省の言葉を捧げ奉ります。                    2. そして、日本軍が侵略した諸国に於いて、本土の犠牲となった沖縄に於いて、そして本土に於いて、無念の最期を遂げた数百万の日本人のみ魂の安らかならんことを心から祈ります。             3. 私たち日本国民は、政府が何を企もうとも、世界中の戦争犠牲者の祈りの結晶である憲法9条を、命を賭して断固として守り抜くことを今この時に誓います。

皆様方の日々が平穏でありますように。                   世界が平和でありますように。                      神のご加護がありますように。

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小川 誠  合掌

いのちいきいき米の年間注文   受付開始

いのちいきいき米

長年不登校生を自宅で預かり、農作業を中心にした寄宿生活塾を開いて、青少年の自立支援活動をやっていました。彼らとの共同生活を通して知ったのは、共通して生命力が欠如しているという事実でした。そこで食育の重要性を痛感し、生物多様性のある田んぼ環境を作りたいと思って、農家になりました。こだわっているのは、①“本当に安全”で、②生命力が高くて、かつ③おいしいお米を作ることです。人間はもちろんのこと、他の生き物までも命が生き生きするような米作りを心がけるという想いで、「いのちいきいき米」と名付けました。

今年大家族の不耕起・冬期湛水の田んぼでは、稲が多年草化するという前代未聞の出来事が起こっています。大家族の稲の生命力が如何に強靭であるかを物語っています。「いのちいきいき米」はご家族の健康維持に、また病気で生命力の弱っているご親戚やご友人への心のこもった贈り物としても打ってつけです。

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(風に豪快になびく多年草化した稲。穂を出し始めている。)

今日から、今年のお米の年間注文の受け付けを開始しましたので、ご案内申し上げます。

なお、いのちいきいき米は全て有機栽培で、農薬や化学肥料は苗作りの段階から一切使用していません。また、種籾の消毒も一切行わず、種の段階から自然であることにこだわっています。また、肥料は米ぬか、遺伝子組み換えでない国産大豆のおから、そして天然貝化石粉末を使用していて、畜産堆肥は一切使用していません。ですから、アトピーやアレルギーの方でも安心してお召し上がりいただけます。

年間注文量の総計が玄米で30㎏以上の場合は3%、60㎏以上の場合は5%値引きをさせていただきます。

品種 特徴 玄米価格 白米価格
さとじまん 神奈川県農業技術センターの推奨品香りがよくて美味。天日干し 5㎏ 3,720円 5㎏ 4,090円
ひかり新世紀

 

同上、有機転換一年目

遺伝子は99.9%こしひかり。うっとりするおいしさ。 5㎏ 3,520円

 

5kg 2,950円

5㎏ 3,870円

 

5kg3,245円

喜寿モチ米 神奈川県農業技術センターの推奨品甘みが濃い。ご飯に1,2割混ぜて炊くと、味がぐっとよくなる 1㎏ 730円 1㎏  800円
不耕起・冬期湛水さとじまん 生命力がとても高く、生物多様性の中で育まれる自然な味。その田んぼ地帯では絶滅危惧種IBに属す ホトケドジョウが大繁殖している。 5㎏ 4,150円 5㎏ 4,565円
不耕起・冬期湛水ひかり新世紀 5㎏ 4,150円 5㎏ 4,565円
不耕起・冬期湛水喜寿モチ米 1㎏  850円 1㎏  935円

 

● 申込用紙はこちら ⇒ 27年度 年間購入申込書 (一般)

いのちいきいき米の特徴は以下をご覧ください。

https://nagominou.com/?page_id=105

5㎏と10㎏の場合、送料はそれぞれ以下の通りです。

●関東、信越、東海、宮城、山形、福島  5㎏;450円、10㎏ 650円

●関西、中国  5㎏;650円、10㎏;10㎏ 850円

●四国     5㎏;750円、10㎏;950円

●九州、北海道 5㎏;850円、10㎏;1,050円

年間注文をご希望の方はメッセージで、住所、名前、電話番号、メールアドレスを明記のうえ、ご連絡ください。大家族の上記ホームページからもご連絡いただけます。折り返し、注文書と注文案内書をお送りいたします。

(近近注文書を掲載する予定あり)注文の確定後、請求書をお送りいたします。そして、振り込みを確認後、配達月ごとに商品を発送させていただきます。

ご不明の点は、遠慮なくお問い合わせください。

 

〒252-0232 神奈川県相模原市中央区矢部2-21-17

携帯:090-93418229

合資会社 大家族 小川 誠

 

 

多年草化した稲 7月15日

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(だいぶ穂が出てきたのがわかります。)

最初の穂が出始めてから2週間が経ちました。天候不順だったこともあり、穂の出る速度はゆっくりですが、確実に増えています。

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(この株はもう背丈が1mに達しました。穂も出始めています。茎が太くて、野性的です。)

最大の関心事は、野生化した稲に普通の稲と同じように実が入るかどうかです。それは8月上旬にはわかるでしょう。

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(一株一株が大株なので、風に揺れる姿は豪快です。)

他の田んぼで多年草化した稲は、まだ盛んに株別れをしているところで、違いが鮮明です。

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(竹棒の間の太い株が多年草化した稲です。)

前代未聞の稲の多年草化。その観察会は8月8日(日)午前10時からです。

 

多年草化した稲の観察会

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大家族の不耕起・冬期湛水の田んぼでは、去年植えた稲が冬の間に枯れずに生き延びて、春からまた再生して、非常に威勢よく生長を続けています。一株が50本から60本を超える大株が多く、既に一部で穂が出始めました。 

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品種は晩生ですが、ここでは極早生の様に成長しています。このような現象は前代未聞です。稲は野生化して、多年草化したのです。3年ほど前からそのような現象がポツリポツリと現れてはいましたが、今年は特に1畝弱の田んぼでは9割以上が再生して、そこは田植が不要になってしまいました。

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どうしてこのような稲の多年草化現象が起こったのでしょうか? 岩澤信夫先生が開発された不耕起移植栽培の強くて逞しい苗作り、不耕起・冬期湛水による生物多様性のある田んぼ環境、そして大家族が実践する「和み農」の相乗効果で生じているものと思われます。
今回の観察会では、稲は穂を垂れていると思われるので、そのときの稲株の状況を詳しく観察して、今年田植えした稲とどのように違うのか、また実際の実りはどうなるのか、比較・分析・予測を試みたいと思います。そして、どのようにして野生化・多年草化が起こったのか、不耕起移植栽培の育苗技術と「和み農」の解説をした上で、そのメカニズムの解明を試みたいと思います。さらには、多年草化した稲による全く新しい画期的な不耕起・冬期湛水稲作、すなわち、同一株による二期作(年に2回収獲すること)、そして一度田植えをすれば、何年も田植えが不要となる、夢のような米作りの可能性についても、参加者のみなさんと意見交換をしたいと思います。
関心おありの方はぜひご参加されますよう、ご案内申し上げます。
1.日時   8月8日(土)午前10時~12時
2.場所   神奈川県相模原市田名塩田の不耕起・冬期湛水田
3.定員   40名
4.参加費  一人1,000円(多くの方にお越しいただきたいので、参加費を半額にしました。当日徴収します。資料代を含む)
5.集合場所 カインズホーム田名塩田店前に午前9時半集合
6.道案内  なるべく公共交通機関をご利用ください。
JR相模線原当麻駅下車、駅前のバス停で9時7分発、田名ターミナル行きバスで 約10分、塩田桜橋で下車。そこからバスの進行方向にカインズホームが見えます。そこから、現場まで徒歩約5分。バスは1時間に一本しかないので、乗り遅れないようにご注意ください。車でお越しの方は事前にご連絡ください。(駐車できないこともあります。)
7.申込み: 参加希望者は、住所、名前、電話番号を明記のうえ、facebookかEメールかファクスで事前予約が必要です。当日スポットでの受け付けはしません。
8.その他  雨天でも決行します。あぜ道などがぬかるんでいる場合があります。汚れても良い恰好でお越しください。盛夏ですので、暑さ対策と十分に水分の補給ができるようにご準備ください。
ご不明な点があれば、メールでお問い合わせください。